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みなさんは、PC作業をする際に外付けモニターは使用されていますでしょうか?
私は仕事をする際は必ず外付けモニターにメインとなる映像出力をし、PC画面の方にはメールやSlack、補足的に参照する資料やデータなどを映してディアルモニターにして作業をすることが主であるため、モニターは必需品となっています。
これまでは映像が映ればいいくらいの感覚で特にモニターにはそこまで強いこだわりは持っていなかったのですが、仕事で膨大なデータ量のExcelやスプレッドシート、とんでもなく長いスクリプトを扱うことがとても増えてきたこともあり、モニターの作業領域を拡大したい気持ちが爆発し、ウルトラワイドモニター買っちゃいました。
使用し始めて現在で約3ヶ月程とまだまだひよっこですが、実際に使用してみて感じた良い点や悪い点についてレビュー紹介していきたいと思います!
私が購入したモニター 〜DELL S3423DWC〜
ウルトラワイドモニターも色んなメーカーから色んな種類が販売されているので、正直めちゃくちゃ迷いました。。
私の購入目的のメインは、作業領域を増やしたいというシンプルなものだったので、正直機能面はそこまでこだわらずに最安値のものを購入すればよかったのですが、せっかくなのでいくつか条件を決めてそれに合致して購入を決めたのがこちらのモニターです。
Dell 34 曲面 USB-C モニター – S3423DWC
まず、このモニターの基本的なスペックをご紹介します。
メーカー | DELL |
商品名 | S3423DWC |
ディスプレイサイズ | 34インチ |
パネルタイプ | VA |
解像度 | 3440 x 1440 (WQHD) |
アスペクト比 | 21:9 |
曲率 | 1800R |
リフレッシュレート | 100Hz |
応答速度 | 4 ms (GtoG エクストリーム) |
輝度 | 300 cd/m² |
バックライト | LED |
カメラ | なし |
スピーカー | 内臓 |
USBハブ | 内臓 |
接続端子 | ・HDMI x 2 (HDCP 2.2) ・USB-Cアップストリーム / 電源供給ありDisplayPort 1.4 Altモード (最大出力65W) ・USB 3.2 第1世代 アップストリーム (タイプB) ・USB 3.2 第1世代 ダウンストリーム (タイプA) ・USB 3.2 第1世代 ダウンストリーム、バッテリー充電1.2 ・オーディオラインアウト |
VESAマウンティングインターフェース | 100 x 100 mm |
販売価格(公式定価) | 58,800円(税込) |
スペック的には仕事で使用する分には十分という印象でした。
グラフィックデザインや映像制作などクリエイティブ関係の仕事に携われている方であれば、解像度など物足りない箇所は当然あると思いますが、いわゆる一般的な事務仕事をメインにされている方であれば十分です。
なお、参考までに私が購入を検討している際にリストアップした条件についても紹介します。
条件 | S3423DWCにおける評価 |
---|---|
(必須)USB Type-C対応 | 〇 今回はこれが最重要といっても過言ではなかった |
(必須)VESA規格適応 | 〇 モニターアーム使用したかったため必須 |
価格が50,000円未満 | ×→〇 公式が実施している割引キャンペーンが運良くあり、約49,000円で購入できた |
リフレッシュレート144Hz以上 | × ゲーム用のモニターとしても併用したかったため |
曲面モニター | 〇 |
スピーカー内蔵 | 〇 |
ご覧いただいた通り、そこまで強いこだわり条件はありません。笑
リフレッシュレートについては、ゲーミングモニターとしても使いたいという思いがあったのは事実ですが、S3423DWCの購入前に使用していたMSIのモニターが144Hz出力で非常に綺麗だったからという理由が一番強いです。
今回はあくまで仕事用で使用することをメインとして考えたためリフレッシュレートの条件はあきらめました。
それに100Hzあればよほど動きの激しいFPSなどのゲームをしない限りは全然問題ないレベルでもありますので。(FPSだって慣れれば・・)
そして価格面に関しては、タイミングよく公式のセールがあったため5万円以下で購入ができラッキーでした!
よって、私の求める条件の大半を満たし、そしてDELLという大手メーカーの信頼感もあり、S3423DWCの購入に至りました!
開封〜セッティング
購入して自宅に商品が届いて、最初の第一印象は「デカすぎ!!」でした。笑
ウルトラワイドモニターなのでデカいのは当然なのですが、思った以上に箱がデカくて、また私の仕事部屋は5畳くらいの小さな部屋なので、それも相まってとにかくデカく感じました笑
箱を開けるとこんな感じ。
同梱されている付属品はこんなラインナップです。
・説明書が2枚
・電源ケーブル
・USB-C – USB-Cケーブル x 1 – 1 m
・USB 3.2 第1世代アップストリームケーブル x 1
こちらは付属のモニタースタンド。デカモニターを支える支柱なので、それなりにしっかりした造りになっております。
そして遂にモニターとのご対面・・
白い。背面の色なんて全く気にしておらず、勝手に黒をイメージしていたのでちょっとびっくり。でも白いい感じ!
端子系の接続は全てモニター背面の下部になります。
付属のスタンドは、モニター背面の四角の窪み部分に、カチッとはめ込むだけ!
下部についているボタンを押すと取り外せるようになっています。
モニターは高さと傾きの調整に対応しており、上下に100mm、傾斜は-5°/+21°で調整が可能となります。
残念ながら左右の調整はついておりません!モニターアーム使用の場合は問題にならないと思いますが、付属スタンドで使用を検討されている方はお気をつけください。
ただウルトラワイドモニターってそんな頻繁に動かすものでもないと思うので問題ないとは思いますが・・
デスクに置くとこんな感じです。前のモニターと比べるとだいぶインパクトが強くなりました!
(参考)Before
ちなみにモニターが大きいとデスクもそれなりに大きくないとかなり窮屈になるかと思いますので、財力に余裕がある方はこれを機にデスクも大きくしちゃうのがおすすめです!
私が使用しているデスクはFlexiSpotのE7Hという電動昇降デスクです。
そちらもレビューしておりますので参考までにどうぞ!
ちなみに、私は付属のモニタースタンドは使用せず、同時にモニターアームを購入してそちらにモニターを設置して使用しています!
モニターアームとの相性もばっちりで、そちらのレビューもございますので是非合わせてご覧ください!
レビューまとめ
実際に私がS3423DWC使用をし始めてから感じた、おすすめポイントとおすすめしにくいポイントをまずはご紹介します!
おすすめポイント |
---|
作業領域の拡張性が想像以上だった! |
USB Type-C接続がとにかく神! |
比較的安価で購入可能! |
おすすめしにくいポイント |
---|
内臓スピーカーは正直使わない |
ボタンの操作性が悪い |
PS5では非対応 |
ひとつずつ解説していきます!
おすすめポイント
作業領域の拡張性が想像以上だった!
画面が大きいんだから作業領域の拡張性が優れているのは当然だと!と言われてしまえばそれまでですが、これが想像以上によかったというのが私の率直な感想です。
私は日頃、同時に最低でも2つ以上の画面を参照しながら仕事をするのが基本となっているのですが、この2画面を同時にひとつのスクリーンにそれなりの表示領域を保って表示ができるのは非常に作業効率が高まり感動しました!
重要なのは”それなりの表示領域を保って”というポイントです。
ウルトラワイドモニターでなくとも2つの画面をひとつのスクリーンに表示することはできますが、どうしても表示領域が狭くなるため見たい情報を見るには横スクロールをしないといけないかと思いますが、ウルトラワイドモニターだと横の表示領域がだいぶ広くなるのでこういった懸念点が解消されます。
2画面表示した際の見え方はこんな感じです。
正直3画面でもいけます。
これができることで、Web上で情報を参照しながらデータを作成したりする際にわざわざ画面を切り替える必要がなくなるので非常に効率性が爆上がりします!
私は日頃データ分析などをよく行うため、画面1にGoogleのBig Queryを、画面2に集計用のスプレッドシートを、画面3にSQLのスクリプト作成などで困った時用のChatGPTを、といった感じで表示していることが多いです。
とても使いやすいです!
USB Type-C接続がとにかく神!
S3423DWCはUSB Type-Cの接続に対応しておりますので、Type-Cのケーブル1本で映像出力からPCの充電、データ転送などが行えます。
これが本当に便利で、私が求めていたそのものでした!
私が以前使用していたモニターは、Type-C接続に対応していなかったため、モニターへの出力はHDMIもしくはDisplayPortにて行い、PCの充電は充電ケーブルを使用していたので、1台のPCを接続するだけで最低でもケーブルが2本必要でした。
そんな大した問題じゃないと思われる方もいらっしゃると思いますが、私は自宅デスクだけでなくPCをオフィスやカフェなどに持ち出して作業することも多いので、その度にケーブルの抜き差しを2本行わないといけないのは地味にストレスでした。
あと、異なるケーブルが2本存在することでデスクの上もごちゃついて見えてスッキリ感がなかったのも悩みのひとつでした。
そんな私の悩みを解決してくれたのがまさにType-C接続なのです!
このケーブルのおかげで、PC持ち運び時のケーブル接続のストレスもなくなり、デスク上のケーブルごちゃつきもなくなり、更に貴重なコンセントを1個空けることもできてメリットしかありませんでした!
Type-Cでの給電に対応しているPCをお持ちの方であれば確実にメリットになるポイントのひとつだと思います!
余談ですが、Type-Cのケーブルは、モニターに付属しているものをそのまま使用するでも問題ないですが、よりケーブルのスッキリ感を出したい方には接続部分がL字になっているケーブルがおすすめです。
これによりケーブルがPCから飛び出ている感がなくなり、よりスッキリ感が超増します。
価格:1499円~ |
※ケーブルをご購入の際は、ケーブルの規格が使用デバイスに対応しているか、映像出力に対応しているかなどのスペックを確認の上、購入しましょう!
比較的安価で購入可能!
これは若干タイミングと運次第でもありますが、このS3423DWCは公式のセールやECサイトのタイムセールなどで安く購入できると、非常にコスパに優れたモニターだと思います!
私が購入した際は公式がセールを実施しており、約49,000円で購入できました。
公式のセールはいつ実施されるか不明なので、楽天やAmazonなどの定期的にセールを実施しているECでタイミングを狙って検討するのがよいかもしれません。
公式の販売定価は「58,800円(税込)」となりますが、正直この価格でも性能や使い勝手を考えると非常にコスパは良い商品だと思います。
当初購入検討時の私の予算上限は50,000円としていましたが、このモニターの価値を知ってしまった今であれば予算超えでもこの価格なら購入即決します!
おすすめしにくいポイント
内臓スピーカーは正直使わない
これは気にならない人からすると全然デメリットにはならないと思いますが、私はだめでした・・!
そもそも内臓しているスピーカーに対して音質などの期待値は全然ないに等しいレベルでしたし、あくまでおまけ機能くらいの認識でしたが、せっかく内臓していてちゃんと使えるレベルであればこれを機に外付けスピーカーとはサヨナラしようかと思っておりました。
ただ、PC購入直後に音楽と映画を少し再生して動作確認を行ったのですが、その時点で「あ、これは合わない・・」と感じて即座に外付けスピーカーを接続し、それ以降内蔵スピーカーを使うことはありませんでした。
何がだめだったかと言うと、音がちょっと軽い感じですごく安っぽく感じてしまいました。
仕事で、制作している動画などのオフライン確認をする際などは全然気にならないと思いますが、しっかり音楽を聴きたい時や、映画鑑賞する時なんかはやはり重厚感のある音を求めたいので、そういった方は外付けスピーカーの使用をおすすめします。
ただし、音質なんて気にしないよ!って方や、そこを我慢してでもなるべくデスク上はすっきりさせておきたい!って方には全然問題ないと思ってます!
私にとっては合わなかったというだけで、決して音質がゴミなスピーカーではないですし、むしろ質はどうであれ内蔵してあるだけ全然ありがたいというのも本音です!
ボタンの操作性が悪い
これは個人的には一番残念といっても過言ではないかもしれません。
モニターの設定ボタンなんてそもそもそんな頻繁に触るものではないので、そこまで気にする必要はないかとは思いつつ、めちゃくちゃ操作しずらいというのが感想です。
ぶっちゃけここの操作性なんて全くと言っていいほど求めてないですし、ここにネガティブな印象を持つとすらも想像していなかったですが、ダメでした・・笑
まず、設定時の操作ボタンはここに位置しています。
画像暗くてわかりにくく恐縮ですが、操作できるボタンは全部で5つあり、一番右は電源ボタンとなります。
この電源ボタンは全然問題ないです。ただ、他の4つのボタンがまぁ操作しずらいです・・
なぜ操作しずらいかというと、単純にボタンが小さいからかもしれないです。あとは、結構固めなのでちゃんとカチッっとなるまで押さないといけないという点もあるかもしれないです。
これは実際に触ってもらわないと伝わりにくいかと思いますが、極力触りたくないというのが私の感想です。
なので、極力触らなくて済むように、購入直後でまだ色々と寛容なうちに必要な設定を全て済ましておくことをおすすめします。笑
前述した内蔵スピーカーに関しても、PCのように手元で音量調整できないデバイス(PS5とか?)にて音量調整する時はこのボタンを操作しなくてはならないので、それも内蔵スピーカーを使いたくない理由のひとつでもあります。
上位モデルなどで採用しているジョイスティックにしてくれればよかったのに・・が率直な感想です。
PS5では非対応
知ってましたか?
PS5ってそもそもウルトラワイドモニターの解像度であるUWQHDに対応していないのです。
私はそんなことも知らずにまんまと接続してから初めて気付きました!笑
ただし、誤解のないようにしておきますと、PS5はウルトラワイドモニターに対応はしていませんが、接続自体ができないわけではありません!
要はUWQHDの解像度ぴったしで映像出力ができないだけですので、ちょっとだけ横長にはなりますが映像出力は問題なくできますし、ゲームや映画も楽しむことはできます!
どれくらい横長になってしまうのか気になると思いますが、ずっと使っていると段々目も慣れてきて気にはならなくなってきますが、やっぱり接続した直後とかは若干違和感を感じるレベルではあります。
若干です。
参考までに画像入れておきます。
※すみません。元のモニターを既に手放してしまった都合上、比較画像が用意できず申し訳ないです・・!
画像だとあまり違和感伝わりにくいかと思いますが、ほんと若干の横長の違和感があるのです笑
ですが映像の遅れなどは特に感じたことはないですし、映像もすごくキレイです。
あくまでちょっと横長になってしまうという点を許容できない方、ゲームや映画をPCではなくPS5で楽しむという方には要注意という程度です。
※PS5に非対応ということで念の為おすすめしない点として挙げさせていただきました
まとめ
少し長くなりましたが、いかがでしたでしょうか!
ウルトラワイドモニターは値段も安くないので、なかなか手を出すには勇気のいるガジェットのひとつだとは思いますが、仕事でPCを日常的に扱う方にとっては作業効率を爆上げしてくれることは間違いないと思っております!
そして何より作業効率向上だけでなく、おっきい画面で仕事をしているとテンションもあがります!
画面が大きいだけで今まで感じていたちょっとしたストレスや困り事も、こんなにも解消してくれるんだと実感いただけると思いますので、少しでもウルトラワイドモニターに興味をお持ちの方は、是非当レビューをご参考にしていただけますと幸いです。
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