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みなさん海外ドラマはお好きですか?
私は10年くらい前までは大好きで有名作は割と片っ端から観てきたタイプなのですが、ここ最近はなかなかまとまった時間が取れないこともありすっかり疎遠になってしまっていました。
ただ、親しい友人からひょんなきっかけで熱烈に推された海外ドラマがあり、騙されたと思って観てみようと思い久しぶりに海外ドラマに手を出したら、もう止まらない止まらない・・!
友人から紹介された作品は「ブレイキング・バッド」です。
有名作なのでご存じの方も、好きで何度も繰り返しされた方も多いかと思いますが、この作品がまぁ素晴らしい!
てか観ていない人は絶対に観るべきです!人生の楽しみをひとつ放棄しているといっても過言ではないです。本当です。
ここまで映像作品にのめり込み、興奮が冷めないのも久しぶりだったので、今回は「ブレイキング・バッド」についてご紹介させていただきます!
「ブレイキング・バッド」とはどんな作品か

「ブレイキング・バッド」は、アメリカとカナダで2008年1月20日から2013年9月29日まで放送されていたアメリカ制作の海外ドラマです。
今から17年も前の作品なんですね。
作品は全部でシーズン5まであり、世界中でとんでもない高評価を受けている海外ドラマとなっています。
批評サイトの「Metacritic」における評価スコアで、ギネス世界記録に「歴代で最も高く評価されたテレビシリーズとして認定された程です。
(完結のシーズン5においては100点満点中99点・・!)
世界の北野ことビートたけしさんも、夢中になって観たと高評価しているそうです!
数ある賞の受賞や著名人からの高評価コメントなども多く受けている本作ですが、まずどんな作品なのかをすごく簡単に言うと、癌で余命宣告をされたうだつの上がらない50代のおっさん主人公が、家族にお金を残すために麻薬の製造に手を出し、段々と裏社会染まりつつ頂点に登り詰めていく、といった話です。
本作の舞台はアメリカのニューメキシコ州のアルバカーキという実在する街です。
よくある裏社会をテーマにした作品は、主人公がマフィアやギャングだったり、もしくは警察側だったりという設定が多い気がしますが、「ブレイキング・バッド」の主人公は「癌宣告された高校教師」なのです。
そんな人がどうやって麻薬の製造に至ったのか、そしてどうやって裏社会を生き延びていくのか、この主人公の設定だけでもう観る前から好奇心をくすぐられます!
ただの裏社会を描いたドンパチ系のクライムサスペンス的な作品ではなく、主人公やその周りの人々の生活や感情をうまく描いたヒューマンドラマ的な側面を強く持つ印象の作品です。
ちなみに「ブレイキング・バッド」は私が大好きな「Amazon Prime Video」でレンタルもしくは購入可能です!
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なんと第1話は無料でレンタル可能になっております! ※当記事公開時点
どんな作品か気になる方はまず第1話だけでもレンタルで視聴してみてください!
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主要登場人物の紹介
※ここから先は、極力控えますが多少のネタバレを含む可能性があるためご了承の上ご覧ください
「ブレイキング・バッド」の魅力のひとつは、やはり魅力的な登場人物であります!
作品に深みを与える魅力的な主要登場人物について簡単にご紹介します!
主人公:ウォルター・ホワイト
本作の主人公は、「ウォルター・ホワイト」、裏社会では「ハイゼンベルグ」と名乗っています。
年齢は50代で、本業は高校の化学教師、副業は車の洗車場でのレジ係、家族構成は妻と脳性麻痺を患っている高校生の息子の3人家族です
※シーズン1時点で妻は妊娠中、後に娘が産まれ4人家族になります。
見た目もそこらへんにいそうな、至って普通、むしろちょっとうだつの上がらない雰囲気のあるおじさんです。これが逆にいいのです!明らかにマフィアのボスみたいな見た目だと成り上がり感が薄れますしね。
性格的にもあまり社交的とはいえないちょっと無愛想な感じであるが故に、親しい友人も少なく、高校の生徒からもバカにされているおじさんです。
ただ、そんな彼も家族のことは心から愛しており、そして実は高校教師をするには勿体無いほどの天才的な科学の知識を持っている人物なのです。
この天才的な化学の知識こそが、後に彼を「麻薬王」と呼ばせることになるわけです・・。
そしてそんな彼の人生が大きく転機を迎えるきっかけとなったのが、肺癌による余命宣告を受けたことです。
それをきっかけに彼が残りの人生をかけて家族にどれだけのお金を残すことができるか、ということを考え始めたことから彼の人生は道を誤る、まさに「ブレイキング・バッド」な状態に陥っていくのです・・!
もう一人の主人公:ジェシー・ピンクマン
続いての人物は「ジェシー・ピンクマン」です。
彼は、ウォルターの麻薬ビジネスにおけるパートナーになる人物ですが、本作のもう一人の主人公と言っても過言ではないと思います。
ジェシーの年齢は25歳であり、ウォルターの元生徒ですが、不真面目だったのでウォルターのクラスで落第しています。
ウォルターと再会をする時点で彼は既に麻薬の製造・販売を行って生計を立てておりましたが、ひょんなきっかけでウォルターと再会し彼の麻薬ビジネスのパートナーへとなっていきます。
パートナーといっても、ジェシーとウォルターは年齢も倍程離れていますし、教師と生徒という元々の関係性からめちゃくちゃギクシャクしてて仲が超悪いです!すぐ喧嘩します。笑
そんな彼らが裏社会の様々な出来事に巻き込まれていく中で、関係性がどう変わってくるのかに要注目です!
ジェシーは言葉使いなども不良少年ぽく、見た目もやんちゃな雰囲気の青年ですが、彼なりの優しさを持った面や様々な葛藤を物語を通して垣間見ることができ、とても人間味溢れた愛されるキャラクターです。
私は主人公のウォルターよりもジェシーの方が好きかもしれません!
ウォルターの義理の弟の麻薬取締局員:ハンク・シュレイダー
続いては「ハンク・シュレイダー」です。
彼もとても魅力的な人物で、個人的には「THE 海外ドラマのキャラクター」って感じで好きです!
ハンクはウォルターの妻「スカイラー」の妹である「マリー」の旦那であり、要はウォルターの義理の弟になります。
そしてハンクの仕事は麻薬取締局(DEA)のエージェントであり、日々麻薬の取引や流通を阻止すべく奮闘しています。
つまり、後のウォルターにとっては恐るべき宿敵に値するわけです・・!
ハンクとウォルターは、近所に住んでいることもあり家族ぐるみでの接点も非常に多く、ウォルターの息子の「ウォルターJr(通称フリン)」からもハンクは非常に慕われています。
ハンクの性格はウォルターとは真逆で、社交性も抜群で明るく、冗談などを言って会話を盛り上げてくれる陽気なアメリカ人のおっちゃんって感じです!
ただ仕事には常に真剣であり、麻薬取引を取締まるという立場に信念を持った優秀なエージェントでもあります。
当然ハンクはウォルターが麻薬製造に手を出していることは知るはずもないのですが、いずれ気づくのではないか、気づいた時に二人および家族の関係性はどうなってしまうのか、もしかしてラスボス的な立ち位置はハンクなんじゃないか、など視聴していくうちで色んな憶測や不安が押し寄せてきます!
主人公の身内に宿敵になりうるキャラクターがいるなんて設定的にだいぶ神がかっており、「ブレイキング・バッド」を面白くしてくれている大きな要因となるキャラクターのひとりで目が離せません!
裏社会における重要人物:グスタボ・フリング
続いては「グスタボ・フリング」、通称「ガス」です。
彼が登場するのはシーズン2に入ってからですが、物語完結まで非常に重要な立ち位置になる人物です!
ネタバレを避けるために彼の容姿などの詳細は伏せますが、彼は麻薬取引界隈で絶大な勢力を持っている組織のボスであり、麻薬製造に手を出し始めたウォルターやパートナーのジェシーとも関係を深めていく重要人物となります。
彼は表社会では、裏社会のボスとは思えない程の優しさと真面目さで仕事をしており、裏社会では一切の妥協を許さない冷徹なボスの顔を持っています。
そのギャップがすごすぎて観ていて気持ちいい程です!
そして彼を知っていくうちに、彼がどうして裏社会の世界で生きていくことになったのか、彼の最終的な目的や考えは何なのか、というのがだんだんと気になってしょうがなくなります!
記憶を消してもう一回作中の彼に出会い直したいと思える程、物語をおもしろくしてくれる重要な存在です!
ガスの優秀な手下:マイク・エルマントラウト
続いては「マイク・エルマントラウト」です。
彼の登場もシーズン2からになります。
はじめに言っておくと、マイクは「ブレイキング・バッド」の中で私が一番好きなキャラクターです!
最初は全然意識して観てなかったのですが、最後まで観終わった後に振り返ってみると彼が一番好きなことに気づきました!
マイクはガスの手下として、様々な特殊任務をこなすスペシャルエージェントのような立ち位置で、警護から諜報活動から暗殺までなんでもプロフェッショナルにこなすスマートなおっちゃんです!
見た目はスキンヘッドのがっちりしたおっちゃんで、愛想もなく決して愛らしいキャラクターではないのですが、なぜか愛くるしいと感じてしまう不思議なキャラクターです!笑
彼はガスの右腕なので当然物語を通じて色々な出来事に巻き込まれていくのですが、彼の行く末についても要注目です!
ウォルターとジェシーの弁護士:ソウル・グッドマン
続いては「ソウル・グッドマン」、弁護士です。
彼もまたすごくユニークなキャラクターです!
本作の舞台となるアルバカーキにおいては、「Better Call Saul(ソウルに電話しよう)」というキャッチフレーズを用いたCMを放映していることから、地元では有名な一般市民の味方の弁護士として活躍しています。
ただ彼の真の顔は、裏社会の顧客を相手にした悪徳弁護士業であり、まぁ普通に極悪人なのです。
でもなんだか憎めないのがソウルの魅力なのです!
裏社会の人間との繋がりを多く持っていることから恐れ多い人物なのかと思いきや、なんだかヘタレっぽい要素が強いのが特徴です。
裏社会での立ち振る舞いや問題解決の知識や経験のないウォルターやジェシーにとっては、なんだかんだいざという時に頼れる存在であり、ソウルなしでは彼らの裏社会での成り上がりは成立しなかったといっても過言ではありません。
登場頻度は他の主要人物と比べるとあまり多くない印象ではありますが、彼も超重要人物なので作品を視聴する際は要チェックです!
そして彼の物語は本編のスピンオフとして制作された「ベター・コール・ソウル」にて、全5シーズンにて描かれます。
こちらについても少し後述しますが、これも超面白いので是非「ブレイキング・バッド」を観終わったら続けて視聴されることを強くおすすめします!
私が「ブレイキング・バッド」を超おすすめする理由
「ブレイキング・バッド」をおすすめ理由はたくさんありますが、まだ観ていない方には絶対に観てほしい!あのおもしろさ、興奮をわかり合いたい!と強く思える作品なので、なぜ私がそこまで強くこの作品を推すのか解説していきます。
まずは上述した通りの魅力的な登場人物たちです。
特になんだかんだ言っても主人公のウォルターは最大級の評価に値する素晴らしきキャラクターです。
そして演じたブライアン・クランストンの演技がまぁ素晴らしいこと。
最初はうだつの上がらないただのおっさんだったウォルターが、シーズンを追うごとに悪い意味で変貌していく様子は観ていて気持ちよさすら感じ、ものすごく感情移入して観入ってしまいます。
最終的には控えめにいっても極悪人に仕上がってしまうウォルターですが、そんな彼でも物語序盤からブレない「全ては家族のため」という信念を貫き通している点は男らしさ満載です。
とはいっても結局は犯罪に手を染めているので「家族のため」では許されないですし、結果として守るべき家族を崩壊へと導いてしまっているわけですが・・
にしても、家族のためとはいえあそこまで危険を冒して体や精神を張り続けることができるウォルターのことを同じ父親として尊敬します。私だったら家族のためにあそこまでできるだろうか?
もちろんフィクションだってことはわかってます。でもめちゃくちゃ感情移入してしまうからこうなるんです。笑
当然他のキャラクターだって語り始めたらキリがないです!
ジェシーは憎たらしい小僧ですが結局は頼むから幸せになってほしいと心から願いながら作品を視聴し続けることになりますし、妻のスカイラーには終始イライラさせられますが結局のところ最大の被害者でもある彼女に最後は心から同情してしまうし、ハンクは最初から最後までずっと大好きですが頼むからウォルターの悪事に気づかないでくれ!これ以上踏み込んだら嫌いになってしまうぞ!となりますし、マイクは終始愛くるしい、ガスは最初好きだったけど最後の方は憎たらしい、サラマンカの双子は恐怖そのもの・・
語りたい欲が抑え切れないですが一旦ここまでにします。笑
もちろんキャラクターだけでなくストーリーそのものも最高におもしろいです。
どんなにキャラクターが魅力的でも、結局のところストーリーがくだらなければ傑作にはなり得ないですからね。
あらすじは冒頭記述の通りですが、麻薬製造で大金を稼ぐという我々一般人からしたら全く無縁の世界での出来事になるので全くリアリティ感のない世界ではありますし、そんな犯罪のど真ん中を歩くようなストーリーがなぜ世界中で高評価を得ているのか?
それは本作が”麻薬製造”という犯罪にフォーカスするのではなく、やはりウォルターはじめキャラクター達の感情の変化や、様々な環境の変化を描くことにフォーカスしていることにあると思います。
冒頭にて、”ヒューマンドラマ”という表現を使用しましたが、まさに魅力的なキャラクター同士の駆け引きや交わり合いが本当に素晴らしいです。
稀にドンパチシーンなどのバイオレンス系のシーンも含まれはしますが、ほとんどはキャラクターにフォーカスしたシーンがほとんどです。
他にも「ブレイキング・バッド」の魅力としては、作品の作り方にあると思ってます。
私は映像制作に関する専門知識はほとんどないですが、シーズン5まである長いストーリーを全く中だるみすることなく最初から最後までノンストップで観たくなるのは、良い意味で無駄が全くなく、無意味に混乱を生むような演出もないことにあると思います。
そして他の海外ドラマではあまりない?演出かと思いますが、「ブレイキング・バッド」ではエピソードの冒頭にてその回、もしくはそのシーズン回のラストシーンを写すような演出がよくあります。
ただのネタバレじゃん?って思われるかもしれないですが、見せ方がうまいので全くそうは捉えられません!
むしろ最初観ると、え?何?とはなるのですが、すごいうまく伏線回収してくれます。
そして段々とこの演出が入ると、どうしてあんなシーンが・・と作品を観ながら色々と考察を楽しむ癖が自然と身につきます!
この演出が私にとってはすごいどハマりで、これが中だるみをせずにノンストップで楽しめた要因なのかもしれないと考えています!
最後に、「ブレイキング・バッド」本編がとんでもなくおもしろいことはもう言うまでもないのですが、このシリーズには最高のスピンオフが隠れているんですよね。
それは「ベター・コール・ソウル」です!

本編を視聴し終えた方は、絶対に間髪入れずに「ベター・コール・ソウル」に突入してください!絶対です!
本編は観たけど「ベター・コール・ソウル」をまだ観ていないという方、あなたの「ブレイキング・バッド」はまだまだ終わりを迎えていないです!
「ベター・コール・ソウル」は、本編でも登場した弁護士「ソウル・グッドマン」を主人公にしたスピンオフで、本編よりも前の出来事を描いており、本編と同じくシーズン5まであります。
なぜソウル?と思われる方も多いかと思いますが、私もぶっちゃけそうでした。
しかも本編でも主要とはいえども割と脇役っぽかったソウルでシーズン5もあるんかい!ってなりますよね。
大丈夫です。観始めたらおもしろすぎて瞬殺です。
「ベター・コール・ソウル」は、「ブレイキング・バッド」本編で悪徳弁護士だったソウルが、なぜそうなってしまったのかの背景をしっかりと描いていき、時系列的にはそのまま「ブレイキング・バッド」本編へと続いていきます。
そして基本的には過去を描いたものですが、「ブレイキング・バッド」本編後のソウルについても少し描かれます!これは見ものです。
そして、「ベター・コール・ソウル」で描かれるのはソウルの過去だけではないのです。
あのマイクやガスなどの「ブレイキング・バッド」前の過去もしっかりと描いてくれます。
特にマイクはもうひとりの主人公的な立ち位置で、なぜマイクはガスの手下になったのかが、しっかりと描かれていきます。
そしてガスのあの地下のラボについても・・!
本作では、「ブレイキング・バッド」本編を観た方にとっては懐かしいあの人などのキャラクターもたくさん出てきますし、本編では語られきらなかった魅力的な主要キャラクター達の背景についてもしっかり回収してくれる作品になりますので、別作品ではなく本編のシーズン6〜10くらいの位置付けと捉えてもらっても全然OKかと個人的には思ってます!
そしてもちろん「ベター・コール・ソウル」も「Amazon Prime Video」でレンタルもしくは購入可能です!
※作品ページはこちら:https://amzn.to/3Z1pphf
そしてこちらも第1話は無料でレンタル可能になっております! ※当記事公開時点
どんな作品か気になる方はまず第1話だけでもレンタルで視聴してみてください!
未登録の方は以下からご登録可能です!

おわりに
今回は大人気海外ドラマシリーズ「ブレイキング・バッド」についてのご紹介でした!
この記事を書いている最中でも、作品を観ていた時の興奮が再び蘇ってきたので、もう一回観ようかなと思います!
本当に魅力的な作品すぎて伝えたいことがあまりにも多く、ここで全てを語ることは叶いませんでしたが、必ずハマりますのでまだ視聴をされていない方は絶対に観てみてください!
観ないと後悔します!
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